中国農業省は29日、発病した犬の鼻咽頭(いんとう)から新型インフルエンザのウイルスが検出されたことを発表しました。遺伝子配列を分析した結果、人の間で流行しているウイルスと99%同じだったということです。新華社通信が伝えました。
同省は25日、中国農業大学から52の検体のうち2点からウイルスを検出したと報告を受けたということです。これを受けて、同省は動物の新型インフルエンザ感染に対する監視と調査を強化するよう指示しました。
また、現在すでに13の国や地域で新型インフルエンザの動物感染例が確認されていることを明らかにしました。OIE・国際獣疫事務局(世界動物保健機関)の専門家によりますと、動物が新型インフルエンザに感染するのはごく当たり前なことで、現在のところ、これが人の間の感染に特別な作用をもたらすということは証明されていないということです。(翻訳:コオリ・ミン)
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