中国衛生省の毛群安報道官は北京で10日、「現在中国では、新型インフルエンザ(H1N1型)の感染が広がっているものの、抑制できる範囲に抑えられている。ワクチンの接種を確実に行うことは感染を抑制する効果的な手段だ」と述べました。
これはこの日の記者会見で述べたもので、毛群安報道官は、「中国では、インフルエンザ感染が拡大しつつあり、そのうち80%は新型インフルエンザである。一部の地区では例年より、インフルエンザの感染拡大期が早くなり、感染規模も広くなっている。しかし、ウイルスは変異しておらず、症状はそれほど重くはない。今の状態は来年3月までに続くだろう。現在、ワクチンの接種は全国的範囲に行われ、9日までに北京でのワクチン接種者数は63万人に達した。ワクチンの接種によって、感染者、特に重症者と死亡者を効果的に減らすことが出来る」と述べました。
毛群安報道官はまた、「感染者を減らしていくため、各クラスの衛生部門はインフルエンザに関する知識を普及し、人々の予防能力を向上させていくべきだ」と述べました。(翻訳:トウエンカ)
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