イスラエルのペレス大統領は22日、カイロで、和平交渉の再開を呼びかけるとともに、「和平交渉再開後、新しい入植地を建設せず、パレスチナ人の土地も徴用しない」とのイスラエルの立場を表明しました。
ペレス大統領は、エジプトのムバラク大統領と会談後に行われた共同記者会見で「イスラエルは二国案を受け入れる姿勢は整っている。入植地は一番重要ではなく、和平交渉再開の障害にはなり得ない。和平交渉が再開する時点から、新しい入植地を建設しないし、より多くの土地も徴用しない。さらに、新しい入植地での投資も行わない」と述べました。
しかし、ペレス大統領のこの表明は、パレスチナ側の求めを満たすにはまだ足りない。アッバス議長をはじめとするパレスチナ自治政府は、イスラエルが入植地の建設を完全に停止しない限り、交渉に臨まないとの姿勢を堅持しています。(朱丹陽)
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |