アメリカのガイトナー財政長官は19日、金融監督管理制度の改革を速めるよう国会を促した上、金融改革について重要な4原則を明らかにしました。

　ガイトナー財政長官はこの日の国会連合経済委員会で、「経済の回復だけがあってはならない。アメリカ経済の活力、実力、安定を確保するには、金融監督管理システムを21世紀に適応させなければならない。全面的な金融改革が必要だ。金融改革の核心となる目標はより安全でかつ、安定的な金融系統を確立することにある、金融改革は消費者、投資者、納税者に力強い保護を提供しなければならない」と述べました。

　また、この目標を目指して、ガイトナー財政長官は4つの原則を打ち出しました。第１は、金融機関がもっとも厳格でない法律形式を選択して監督管理を避けることを防止すること。第2は、監督管理の職責を明確にすること。第3は、金融系統全体が必ず振動と倒産に対応できること。第4は、倒産できないはずの金融機関がないという原則です。（翻訳：トウエンカ）