欧州委員会のバローゾ委員長が3日ワシントンで「来月、コペンハーゲンで開かれる気候変動会議で各関連国が気候変動問題について全面的な国際協定を締結することは不可能だが、枠組み協定締結の可能性はまだある」と述べました。
バローゾ委員長は当日、アメリカのオバマ大統領と会談する前に記者会見し、「時間が差し迫っているため、各関連国はコペンハーゲン気候変動会議で『京都議定書』のような協定を結ぶことはできない。しかし、先進国と途上国の義務を含む枠組み協定を結ぶ可能性はまだ存在している」と述べました。
バローゾ委員長はまた「アメリカとEU加盟国を始めとする先進国は自らの排出削減量と途上国への資金援助を明確にさせる必要がある。また、EU側はオバマ大統領の気候変動問題に対する立場を歓迎しているが、コペンハーゲン気候変動会議でのアメリカの立場をさらに注視していく必要がある」と述べました。
(翻訳:huangjing)
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