中国鉄鋼工業協会の羅氷生副会長は3日、北京で「供給過剰などの影響で、2010年の鉄鋼石の価格は上昇幅が小さくなるだろう」と見ています。
これについて、羅氷生副会長は「鉄鉱石の供給過剰という現状は変わることはなく、その価格は高止まりになっているうえ、中国の鉄鋼業は欠損状態が続いている。国際市場では鉄鋼価格は反発しているが、低価格である」と指摘しています。さらに、羅副会長は「新年度の価格交渉が始まっているが、実質的な接触はまだ行われていない。今回の交渉で相乗効果を収めることを期待する」と強調しました。
中国鉄鋼業の従来の交渉システムは今年、前代未聞の難局に迫られています。双方の食い違いが大きすぎるため、内外の交渉がいまだ難航しています。(朱丹陽)
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