第64回国連総会は28日、圧倒的多数でアメリカの「対キューバ経済封鎖・通商・金融封鎖を解除要求」決議案を採択し、アメリカのキューバへの封鎖解除を求めました。
このような決議案は国連が18年連続して行ったものです。この決議案は、関係する国際法の義務を履行し、アメリカが1996年3月に発表したヘルムズ・バートン法のような法律や措置を実施せず、こういった法律を実施している国が早期に撤廃するよう、各国に呼びかけました。
中国の張業遂国連常駐代表は28日に発言し、「すべての主権国家は自らの社会制度と発展の道を自主的に選ぶ権利がある。いかなる国は一方的に軍事、政治、経済もしくはほかの手段により他国に対して制裁を行う権利がない。現在、国際社会が幾つもの危機に直面する中、アメリカのキューバへの封鎖と制裁はこれまでのどんな時よりも理に合わない」と指摘しました。
また、ベネズエラのチャべス大統領は、「アメリカのオバマ大統領は47年も続いてきたキューバへの封鎖を解除し、ノーベル平和賞の受賞者にふさわしい政策決定をすべきだ」と述べました。(翻訳:ZHL)
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