中国外務省の馬朝旭報道官は27日、北京で行われた定例記者会見で、できるだけ早くキューバに対する封鎖を解除すべきだとの考えを明らかにしました。

　28日、国連総会はアメリカの対キューバ封鎖解除の決議案について投票します。1992年以来、国連総会がこの決議案について表決を行うのは今回が18回目となります。これまで、国連総会はこのような決議案を17回も採択し、キューバに対して50年間の経済封鎖をアメリカに要求してきました。

　記者の関連質問に答えた際、馬朝旭報道官は「中国政府は、各国が『国連憲章』の趣旨と原則、及び国際法の基準に従い、平等と相互尊重に基づいて国家関係を発展させており、対抗の変わりに対話し、封鎖と制裁の変わりに接触、交流することを主張している」と強調しました。（Katsu/吉野）