中国水利省の鄂競平次官は北京で25日、中国は食糧安全保障のため、農業の節水を大々的に展開していくことを表明しました。

　鄂競平次官が中国農業節水と国家食糧安全保障ハイレベルフォーラムで述べたものです。それによりますと、新中国建国60年来、全国の食糧生産高は建国初期の1000億キログラムあまりから今の5000億キログラムあまりに増え、灌漑用水は約3600億立方メートルで、水の全体使用量の65%近くを占め、灌漑用水の有効利用係数は約0.48となっています。

　鄂競平次官は、「中国は、43の大型灌漑区で関連設備や節水の改造工事を全面的に実施していく。と同時に、1500あまりの中型灌漑区で節水の改造工事を行い、2020年までに年間節水能力を600億立方メートル以上に、全国の灌漑用水の有効利用係数を0.55に引き上げ、全国の有効灌漑面積に占める節水灌漑面積の割合を80%以上にしていく」と明らかにしました。（翻訳：Yan、吉野）