中国の王岐山副首相は北京で11日、「中国とロシアのエネルギー分野における協力は、長期的かつ戦略的な新段階に入った」と語りました。
王副首相はこの日、ロシアのセーチン副首相と中ロエネルギー協議第5回代表会合を共に主宰しました。会合の中で、王岐山副首相は「今年に入ってから、中国とロシアのエネルギー協力は、一連の重要な成果を収めた。4月に調印された石油分野に関する協力協定に続き、6月、天然ガス分野に関する覚書に調印した。また、中ロ石油パイプラインのプロジェクトも順調に進んでおり、中国からロシアへの借款も供与した」と話した上で、「今回の会合を通して、両国指導者が達した共通認識を全面的に実施し、中ロのエネルギー協力がより多くの実質的な成果を収めるよう促していく。それを両国首脳による第14回定期会合の成功につなげていきたい」と話しました。
王副首相はまた、「10日、中国は天然ガスおよび原子力エネルギーの協力に関するロードマップと日程表を受け取った。ここから、両国のエネルギー協力に対するロシアの意欲と誠意がうかがえる」と語りました。
これに対して、セーチン副首相は「ロ中エネルギー協力は両国の根本的利益に合致し、大きな潜在力と将来性がある。ロシアは中国と共に原油貿易を拡大するとともに、その他の分野での協力を深めていく。それにより、エネルギー協力における新たな成果を収めていきたい」と話しました。(翻訳:Yan、田中)
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |