UNESCAP・国連アジア太平洋経済社会委員会のノエリーン・ヘイザー事務局長は1日、タイのバンコクで開催されている国連気候変動枠組み条約の作業部会で、交渉で実りある成果を出すよう呼びかけました。
ヘイザー事務局長はステートメントを発表し、「9月26日からの1週間に、フィリピンは台風ケッツァーナに、サモア諸島・アメリカ領サモアとトンガは津波に、見舞われたほか、インドネシアのスマトラ島沖でも2回もの大地震が起きた。多くの死傷者が出て、多額の経済損失があり、心を痛めた」と述べました。
ノエリーン・ヘイザー事務局長はまた、「気候変動が深刻化しつつあるため、自然災害がより頻繁に激しく発生している。先週から続発した自然災害は、気候変動の国際交渉のため、バンコクに集まった関係者に重要なメッセージを伝えた。つまり、今後の進展を促進させる実りのある成果を出す協議を行わなければならない。アジア太平洋地区としては防災能力を高める必要があるが、発展途上国は自然災害への対応力が不足しており、世界的な資金と技術の援助が必要だ」と述べました。(翻訳:KH)
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