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胡錦涛主席、安保理首脳会合で重要演説

2009-09-25 10:15:29     cri    

 核軍縮と核拡散防止に関する首脳会合が24日、ニューヨークの本部で開かれました。この会合に出席した中国の胡錦涛国家主席は「安全な世界の構築に向けて」と題した演説を行いました。

 その中で、胡錦涛主席は「中国は、核兵器の全面禁止と廃絶、および『核兵器のない世界』の構築を一貫して主張している。自己防衛の核戦略を堅持して、いかなる状況であろうとも、先に核兵器を使用しないこを堅く守っている。核兵器のない国と地域に対して核兵器の使用、あるいは威嚇を行わないことをはっきりと約束している。いかなる形であろうと、核軍備競争には参与せず、自国の核の力を国の安全を守るために最低限必要なレベルに留めることにより、国際的な核軍縮プロセスの推進に取り組んでいく。世界の核拡散防止に向けて建設的な役割を果たしていきたい」と述べました。

 核軍縮をめぐる現在の情勢について、胡錦涛主席は「世界の安全環境は複雑で、目まぐるしく変化している。核拡散問題が依然として深刻であり、核軍縮は長期的な課題となるだろう」と述べた上で、核軍縮の推進と安全な世界の構築について、胡錦涛主席は5項目の提案を行いました。

 ①世界の戦略的なバランスと安定を維持し、核軍縮プロセスを積極的に推進していくこと。②核兵器の脅威を減ずるため、核の先制使用を基礎とした核抑制政策を放棄すること。③国際的な核拡散防止メカニズムを強固とするため、全ての国が「核拡散防止条約」に加盟し、条約の権威性と効率性を着実に強化すること。④各国が核エネルギーを平和利用する権利を尊重し、国際協力を積極的に進めていくこと。⑤核の安全強化に力を入れ、核によるリスクを着実に減らすこと。

 なお、国連のパン・ギムン(潘基文)事務総長、および他の安保理理事国の首脳らも演説を行いました。会合では、核拡散防止と核軍縮に関する決議が全会一致で採択されました。(Katsu/田中)

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