パキスタン北西部の国境にあるコハット地区付近で18日、爆弾テロが起き、これまでに14人が死亡し、けが人も多数出ています。

　パキスタンのメディアによると、この爆弾襲撃でコハット近辺にある市場が破壊され、少なくとも25人以上のけが人が出ています。事件の前、市場にはイードルフィトル（断食明け祭）の買い物をする人が多く集まっていたため、死傷者数はさらに増える可能性が高いと見られます。現在、けが人は病院で治療を受けています。

　パキスタンのザルダリ大統領とギーラーニー首相はこの爆弾テロを非難し、直ちに調査を開始するよう指示しました。

　目撃者は自爆テロだったと証言していますが、警察側はまだ断定していません。現時点でこの事件に対して犯行声明を出す組織はありませんが、パキスタン政府は武装勢力タリバンによる可能性が大きいと見ています。（翻訳：恂）