WTO・世界貿易機関のラミー事務局長は16日、「アメリカのオバマ大統領が先週、中国産タイヤに対して高額の関税を課すことを発表した。このような貿易制限に憂慮している」と述べました。
ラミー事務局長はこの日行った昼食会で「アメリカ政府が中国に対して行った特別関税は人々を憂慮させることである。なぜなら、米中両国はいずれもG20の加盟国であり、G20は現在の経済危機の中で貿易制限をしないと約束しているからだ。またこの措置は貿易対抗と制限の乱用などのリスクをもたらす可能性がある」と述べました。
なお、アメリカのオバマ大統領は11日、中国産タイヤに対して、今後3年間に4%の関税にさらに35%、30%、25%の付加関税を増やすと決定しました。
これに対して、中国政府は14日、WTOに対して紛争解決手続きを行いました。(翻訳:玉華 チェック:村田)
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