フィリピンの海難救援部門責任者は6日、フィリピン南部ミンダナオ島のサンボアンガ沖で6日未明、乗客乗員約1000人を乗せた「スーパーフェリー9」客船が傾いて沈没したことを明らかにしました。現在まで、乗せっていた9人が死亡、900人あまりが救出され、30人が依然行方不明になっています。

　フィリピン海岸警備隊の報道官は、「我々は6日午前3時30分、この客船の救助信号を受けた。フィリピンのイルカ島の海域で転覆したが、数時間後、海に落ちた乗客と船員らは同じ海域で航行していた2隻の客船に救出された」と述べました。

　救出された24人は医療関係者による検査などを受けました。沈没に関する調査は、捜索救助活動の終了後に実施されます。（万）