ネパールの首都カトマンズで2日間にわたって開かれた南アジア地域気候変動会議が1日、閉幕しました。会議では、ヒマラヤ地域における気候変動問題への対応と、それによるグリーン発展の実現について、多くの共通認識に達しました。
会議のテーマは「気候変動がヒマラヤ地域にもたらす課題に対応する」です。東アジア、南アジア、東南アジアおよび中央アジアの主要河川はいずれも、ヒマラヤ地域に源を発しています。
声明では、「ヒマラヤ地域は気候変動に敏感な地域で、世界のおよそ半数の人口に影響を及ぼす。また、山間地帯から沿海地域までの生態システムにも影響を及ぼす」とした上で、「この地域は気候変動に対して脆弱である。気候変動への対応強化に向けて、先進国はこの地域に資金援助を行うべきである。また、この地域と環境保護技術を共有するなどの協力を行うことにより、グリーン発展の実現を促すべきだ。」と強調しています。
さらに、代表らは「水資源は気候変動の影響を特に受けやすい。各国は直ちに対策を講じる必要がある」と述べました。(翻訳:玉華)
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |