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温家宝首相、世界銀行総裁と会見

2009-09-01 20:55:05     cri    

 中国の温家宝首相が1日、北京で世界銀行のロバート・ゼーリック総裁と会見しました。

 温家宝首相は席上、「当面、世界経済の動きに安定する兆しが見えたが、全面的な景気回復までは紆余曲折な道を辿っていかなくてはならない。したがって各国が対話を強化し、政策を調整し、協力を強化して、努力を続けていく必要がある。中国が打ち出した、国際金融危機対応のためのマクロ経済策と適度に緩和された通貨政策は実情に見合っており、中国はこれら政策と方針を引き続き実施し、金融危機への対応策の実施を通じて経済と社会の発展目標の実現に努めていく」と述べました。

 温家宝首相はさらに、「世界経済に見られるアンバランス状態の根源は発展のアンバランスにある。国際社会が発展途上国、特に貧困国の抱える難題を重視し、効果的な措置を講じて南北間の格差を縮めていく必要がある。中国政府は世界銀行との協力を強化し、国連のミレニアム目標と世界の持続可能な発展を実現するため寄与していきたい」と述べました。

 これに対しゼーリック総裁は、中国の改革開放と現代化建設が収めた成果、中国が金融危機に対応するため講じた財政・通貨政策、それに、世界の景気回復を促すため果たした役割を高く評価した上で、「世界銀行は中国との国際援助、金融機構の改革と気候変動の対応策などにおける協力を展開し、世界的な難題の共同の解決に努めていきたい」と述べました。(翻訳:KH)

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