温家宝首相は18日、ボアオ・アジアフォーラム2009年度年次総会の開幕式で基調演説を行い、「世界金融危機に対応する中国の一連の方案はまずまずの成果を上げている」としました。

　この中で、温家宝首相は「中国は金融危機対策として、安定的かつ急速な経済成長を目指す一連の方案を打ち出した。現在、この方案により経済発展は前向きな兆しが見られ、予想以上の成果を上げている。主なものとしては、投資と消費の急増や内需の拡大などが挙げられる」と述べました。

　温首相はさらに「金融危機の影響が広がっている中、中国経済は依然として大きな課題に直面している。われわれは、今後もこの方案を軸に経済発展を推進し、国民のためだけでなく、世界各国の人々にも貿易や投資のチャンスを作り出していきたい」と強調しました。（翻訳：コオリ・ミン　チェック：大澤）