今年の10月1日は、中華人民共和国建国60周年記念日に当たります。中国ではこれを国慶節と呼びます。国慶節の期間中は、閲兵式や大規模なパレード、交歓会などの祝賀イベントが北京で行われる予定です。

　国慶節を1ヵ月後に控え、中国気象局の鄭国光局長は先日、「あらゆる手を尽くして天候の観測を行うことにより、祝賀イベントの円滑な進行をサポートする」と述べました。

　過去の気象データから見ますと、国慶節期間中、北京市は過ごしやすい気温で、降水確率は30％前後、かなりの確立で小雨がばらつく天気です。しかし、過去には、大雨、霧、雷、雹、低音、強風など天気の崩れる例も見られます。

　気象局は15日前から気象衛星2基とレーダー12基を用いて観測を強化することにより、10月1日の天気予報をリアルタイムで行います。

　同気象局によりますと、2008年北京オリンピックで成功した経験を活かして、国慶節にあたっても、人口減雨の実施を予定しているということです。（ジョウ＆田中）