アフガニスタン大統領選挙の候補者3人が17日、カルザイ大統領の再任を支持するため、17日カブール退陣宣告を出しました。

　アフガニスタン選挙委員会の統計によりますと、これまで5人の候補者が退陣を宣告しており、そのうち4人がカルザイ大統領の再任を支持し、残る一人は元外相のアブドラ・アブドラ候補者を支持すると表明しています。

　大統領選挙の投票日が近づくにつれ、反政府勢力のタリバンによる各地での襲撃活動も頻繁になってきました。国連のアフガニスタン駐在機関およびその他の外国の企業や機構は警告を出して、大統領選挙期間中にはなるべくアフガニスタンを離れ、あるいは指定された場所に住み、外出しないようそれぞれの職員たちに求めています。

　またタリバンは16日に投票地点を襲撃すると発表しました。南部カンダハールの住民はこの日タリバン勢力がばら撒いた宣伝ビラを受け取りましたが、それには、住民たちに投票しないよう警告すると共に、有権者を犠牲にしても、大統領選挙を破壊する「新戦略」を実施すると脅迫しています。（翻訳：ヒガシ）