中国の王岐山副首相と戴秉国国務院は、現地時間の28日夜ワシントンで、米中貿易全国委員会、米中関係全国委員会および米中商会などが主催する歓迎レセプションで演説を行いました。

　王岐山副首相は「平和発展と豊かな文明を目指すことは中国の人々と世界の人々の共通する願いである。中国と米国の関係を発展させることは両国の人々の利益と一致する。両国政府は両国の関係をより高いレベルに押し上げるべきだ。中米両国は、今後付き合っていく上で発生しうる問題を知恵と能力をもって必ずや解決し、両国の関係を強めることが出来ると信じている」と述べました。また、米国各界が来年の上海万博に訪れることを歓迎しました。

　戴秉国国務院は「中米両国は正しく相手を評価し、相互信頼を深めていくべきだ。共通の利益と協力を増やしていくべきである。両国間、国際社会、グローバル問題における対話と協力を強めるべきである。相互尊重、平等の上で、信頼の態度を持って相手国の政策を理解し、互いの問題に対処すべきだ」と述べました。

　このレセプションには、クリントン国務長官、ガイトナー財務長官を含む米国の政治家・実業家600人あまりが出席しました。（翻訳：黄恂恂、チェック：大沢）