アメリカのワシントンで開かれた第一回中米戦略・経済対話に参加した両国の政府高官は28日、今回対話が収めた成果を高く評価しました。
アメリカのガイトナー財務長官は28日の経済対話で、「戦略経済対話メカニズムは米中両国の意見の食い違いをなくし、共通利益を増やす交流の場を提供し、積極的かつ全面的な協力を促す米中関係に良い基礎を固めた。国際金融危機の下で、アメリカと中国の経済政策は両国経済だけでなく、世界経済の安定にも重要な役割を果たしている」と語りました。
アメリカ軍太平洋司令部のキーティング司令官は対話に参加した後、メディアに対し、「米中両国は軍隊の往来回復に合意し、ハイレベル将校の往来も計画している。この決定は戦略経済対話の重要な成果だ」と語りました。
一方、中国人民銀行の周小川総裁は「両国は強固な金融システムの構築に一連の共通認識を見せた。両国は共に努力して国際金融機関の改革を促し、その管理機関を健全化し、融資能力を向上させる。また、国際通貨基金の監督管理を強め、発展途上国の期待に応えると共に、危機の防御や対応能力を強めていく」と語りました。
中国環境保護省の李幹傑次官は対話中の記者会見で、「中米の環境分野での協力は重要な戦略的意義があり、大きな潜在力を持っている」と語りました。
中国国家エネルギー局の高官顧俊氏は記者会見で、「エネルギーのセキュリティ面では、両国は共通の必要があり、協力の見通しは明るいものだ。双方は協力範囲の拡大に合意した」と明らかにしました。
中国衛生省の尹力次官は記者会見で、「中米双方が衛生分野での協力を強化することは、両国民の福祉と21世紀に向けた積極的かつ全面的な協力を促す中米関係に有益であり、世界の平和と発展にプラスになる」と語りました。(07/29 翻訳者:Lin チェッカー:丹羽)
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