アメリカ下院外交委員会は23日、報告書を発表し、気候変動におけるアメリカと中国の協力強化を呼びかけると共に、両国政府が来週ワシントンで開かれる戦略・経済対話の期間中にこの協力レベルの向上について検討するよう提案しました。

　報告書は両国の気候変動協力について3つの提案を出しました。一つは、双方の科学者が連合実験室を設立すること、2つ目は、共同に太陽エネルギーおよびそのほかの新技術のクリーンプロジェクトを実施すること。3つ目は、共同で省エネ政策、管理基準を制定する『クリーンエネルギーグループ』を設置することです。

　また、オバマ大統領によって中国駐在大使に指名されたジョン・ハンツマン・ユタ州知事は下院外交委員会の指名聴取会で、「指名が許可されれば、中国と協力し、気候変動についての研究および、低炭素経済の成長を促進させる基準を制定していくつもりだ」と述べました。(翻訳：トウエンカ)