第42回ASEAN=東南アジア諸国連合の外相会議が20日、タイ南部のプーケットで閉会しました。会議で発表された共同コミュニケによりますと、外相らは、ASEAN共同体の建設や地域対応力の強化、およびASEANの対外関係などについて議論を行い、共通認識に達したということです。

　「グローバルな困難に共同で立ち向かう」と題された共同コミュニケの中では、「ASEAN加盟国が2008年12月に発効した「ASEAN憲章」に基づいて、政治面では足並みを揃え、経済面では統合に向かい、そして社会的責任を負うASEAN共同体の建設に向けて引き続き努力していく」ことがあらためて強調されました。

　さらに、コミュニケの中では、中国が中国・ASEAN投資協力基金の設立に100億ドルを拠出することを歓迎するとし、この基金は、発展途上国とASEANの交通インフラ整備における協力に積極的な役割を果たすと指摘されました。（翻訳：ｈｕａｎｇｊｉｎｇ）