フランスのメディアによりますと、6月初めに墜落したエールフランスの旅客機の残骸が事故原因を究明するため現地時間の14日夜、フランスに運ばれました。

　ブラジル軍当局が引き上げた航空機の残骸640点を載せた貨物船が14日夜、フランス南東部に到着しました。その後、これら残骸はトラックでトゥールゥーズ航空テストセンターに運ばれます。残骸には床板や空気の入っていない救命胴衣などが含まれているということです。

　フランス事故調査局は今月初め、初の事故調査報告書を発表しました。墜落した航空機は空中分解したのではなく、急速なスピードで垂直に水中に墜落したと見られていますが、ブラックボックスはまだ発見されていません。（翻訳：玉華　チェック：横山）