CNN が7日、オバマ大統領の話として伝えたところによりますと、アメリカはイスラエルがイランに対し軍事的行動を取る問題で、一度もゴーサインを出したことはない。オバマ大統領は、アメリカがイラン核問題の平和解決を希望していると新たに明らかにしたということです。

　ロシアを訪問中のオバマ大統領はCNNのインタビューを受けた際、「アメリカの政策は、外交ルートを通じて、平和的な方式によってイランの核問題を解決することだ」と述べました。

　アメリカのジョセフ・バイデン副大統領は5日、ABC放送の番組で講演し、「イスラエルは主権国として、自らの利益によって、イランに対する政策を策定することが出来る」と述べました。これについて、一部のメディアは、「オバマ政権は必要なときに、イスラエルがイランの核施設を攻撃することが出来るという権限を授けた」としています。これに対し、オバマ大統領は、「このような意味は絶対にない。アメリカが重要に思うのは、中東で重大な衝突を起こさない状況の下でイランの核問題を解決していくことをイスラエルに伝えたのだ」と強調しました。（翻訳：トウエンカ）