ホンジュラスを追放されたセラヤ大統領の支持者が29日、大統領府周辺で軍隊や警察と再び衝突し、1人が死亡、少なくとも60人が負傷しました。
数百人のデモ参加者が大統領府周辺の地区を占拠し、タイヤを燃やしたり、警戒区に石や空瓶を投げ込んだり、警察と近距離衝突をしたりしました。軍隊と警察は催涙ガスを使い、発砲して警告を示しました。多くのデモ参加者が流れ弾で負傷しました。また、警察は現場で取材している記者を厳しく追及し、記者数人を拘束しました。
この日、ホンジュラス北部の拠点サン・ぺドロ・スーラでも大規模なデモ行進が行われ、数百人のデモ参加者らが市政役所前でタイヤに火をつけて、ミチェレッティ国会議長の暫定大統領就任に反対しました。
なお、ミチェレッティ暫定大統領に免職されたロダス外相は29日正午、ニカラグアの首都マナグアを訪れ、ホンジュラスのクーデターについて開かれた中米統合機構、ボリ-バルの代替構想とリオ・グループの加盟国緊急会議に出席しました。
また、この会議に出席したホンジュラスのセラヤ大統領は来月7月2日にホンジュラスに戻ると表明しました。(翻訳:トウエンカ)
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