国際金融危機問題をめぐって開かれている国連ハイレベル会議は、26日成果文書を採択し、発展途上国への援助拡大や国際金融システムに対する改革を呼びかけました。

　この成果文書は、「世界はこれまで最も深刻な金融危機に直面し、危機の範囲が絶えず拡大され、社会や政治、経済に深刻な影響を与えている。国際社会はこれに対応する一致した行動をいち早く取るべきだ。この危機は発展途上国によるものではないものの、発展途上国がそれによる最も大きな影響を受けた。大多数の発展途上国は危機に対応する財政資源を欠いており、国際社会が約束を履行すると同時に、援助を増加する必要がある」と述べました。

　さらにこの文書は「当面の危機によって、国際金融の監督管理における多くの欠点が暴露された。ヘッジ・ファンドや金融製品、関係機関の監督管理を強化していかなければならない」と指摘しています。（翻訳：トウエンカ）