12日に投票が行われた大統領選挙について、イラン内務省は13日、最終的な開票結果を発表し、アフマディネジャド大統領が62.63%を獲得して再選を果たしました。しかし選挙結果をめぐり、テヘラン市内で抗議デモが行われました。
開票の結果に対して、ムサビ元首相とカルビ元国会議長は、投票と開票で数々の不正があったと非難し、選挙結果を受け入れない声明を出しました。ムサビ元首相の支持者らは、テヘラン市内で集会を開き、一部はゴミ箱や警察の車を燃やしたり、警察に投石したりしました。
これを受けて、イランの最高指導者ハメネイ氏は、選挙の候補者とその支持者らに対し、過激な発言と行動を控えるよう求めた上で、皆でアフマディネジャド大統領を支えるよう呼びかけました。
また、アメリカ・ホワイトハウスの報道官は13日、アメリカはイランの情勢を見守っていくとの声明を発表しました。
一方、欧州連合(EU)のソラナ共通外交・安全保障上級代表は、欧州連合としては、イラン大統領選の結果を尊重すると述べました。(鵬・金井)
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