イラン国営通信は12日、現職のアフマディネジャド大統領が第10回大統領選挙で大多数の得票を得て、大統領の再選に成功したと伝えました。

　報道によりますと、アフマディネジャド氏がイランの農村部で75％以上の票を獲得し、改革派のムサビ元首相をリードしています。しかし、ムサビ元首相は記者会見を開き、「勝利宣言」を行いました。

　アメリカのオバマ大統領は12日、イラン大統領選挙について談話を発表し、今回の選挙がイランに新たな変化をもたらすとの考えを示しました。オバマ大統領は、イラン大統領選挙の結果に関わらず、アメリカの対イラン交渉が進展を遂げると信じているとし、イラン大統領選の候補者による弁論会を評価し、これがアメリカの新たな手段として対イラン交渉にも役立つことを期待していると述べました。（翻訳：KH）