WTO・世界貿易機関のラミー事務局長は12日、「現在、世界貿易の行方に積極的な兆しが見えない。各国は保護貿易主義の台頭の抑制に力を入れる必要がある」と指摘しました。
これは、ラミー事務局長がフランスの金融・経済記者協会によるフォーラムで述べたものです。また、ラミー事務局長は「世界貿易は大幅に悪化している。今年、世界貿易総額は9%縮小し、第二次世界大戦以来の最大の下落幅となる見込みだ」と述べました。
ラミー事務局長は「経済危機を乗り越えるために、金融システムを整理し、保護貿易主義を抑制しなければならない。関税障壁の取り消しと農業補助金の削減を主な内容とするドーハ・ラウンド交渉は現在80%合意した。2010年に最終的な協定に達成することを希望する」と強調しました。(Katsu/大澤)
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