中国外務省のサイトは10日、パキスタンの一部地区でテロ事件が多発していることから、パキスタンに滞在している中国公民に人身の安全などに注意するよう警告しました。

　報道によりますと、最近、ラホール、ペシャワルなどでテロ事件が続いています。5月27日には、パンジャブ州の州都ラホールで自動車による爆弾事件が発生し、数十人が死亡し、数百人が負傷しました。また6月9日には北西辺境州にあるペシャワルの高級ホテルで自爆テロがあり、10数人が死亡し、50人あまりが負傷しました。

　これを受けて中国外務省領事局とパキスタン駐在中国大使館はパキスタンに滞在する中国の公民と機構に、安全措置を強め、人の多いところへは行かず、必要な場合は直ちに警察に知らせ、または中国大使館などに援助を求めるよう呼びかけています。