パキスタン北西部の都市ペシャワルのある高級ホテルで９日夜、爆発事件が起き、今まで、少なくとも11人が死亡、50人が負傷し、また、死傷者数が増える可能性が大きいです。

　爆発は安全対策の厳密な「パール・コンチネンタル・ホテル」で発生したものです。目撃者によりますと、数人がトラックで構内に入って、爆弾に着火したそうです。「およそ500キロぐらいの爆弾を使った」されています。現在、地元警察当局が現場に着き、ホテル周辺を封鎖しました。

　爆発発生後、パキスタンのザルダリ大統領とギラニ首相が爆発事件を強く非難すると共に、事件調査を指示しました。

　一方、国連のパン・ギムン事務総長は9日、声明を発表し、事件を強く非難しました。報道によりますと、国連難民機関の職員１人が爆発で死亡したということです。

　これまで、この事件について犯行声明を行った組織や個人はいませんが、パレスチナ軍がスワットバレーで行った軍事行動への報復ではないかと疑われています。（翻訳：ヒガシ）