ロシア軍のマカロフ参謀総長は5日、「アメリカが計画する東欧でのミサイル防衛システム配置について明確な態度を表明するまで、ロシアは核兵器を削減しない」と述べました。
ロシアのメディアはマカロフ参謀総長の話として、「世界情勢、特にアメリカが東欧でミサイル防衛システムを配置する計画が明白でない情勢の下で、ロシアは自国の核兵器庫のことを考えない。戦略的なミサイル部隊を削減するつもりはない」と述べています。
なお、1991年7月、アメリカと当時のソ連は「第1次戦略兵器削減条約」(START I)を結びました。1994年12月に発効したこの条約の有効期限は15年ですが、今年12月期限を迎えることから、ロシアとアメリカは先月19日と20日、モスクワで新しい条約に関する交渉しました。また今月1日から3日まで、両国はジュネーブで第2回交渉を行いましたが、双方は交渉の内容については明らかにしませんでした。(翻訳:玉華 チェック:大澤)
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