ロシアを公式訪問中の中国全人代常務委員会の呉邦国委員長は14日午前モスクワで、ロシア下院のグリズロフ議長と会談し、中国全人代・ロシア下院協力委員会の第3回会議に共に出席しました。

　グリズロフ議長と会談した際、呉邦国委員長は「両国は国交樹立60周年を契機に、戦略的協力パートナーシップの効力を発揮させ、政治的相互信頼を深め、脅威と課題に合同で対応し、共同発展を実現させていくべきだ」と述べました。

　中国全人代とロシア下院協力委員会第3回会議に出席した際、呉委員長は「中ロ戦略的パートナー関係の構成部分として、議会間の協力は両国関係の発展の大局に従い、国家関係の発展に力を注ぐべきだ」と述べました。

　一方、グリズロフ議長は会議の開幕式で挨拶し、「現在の金融危機の中で、ロシアと中国は共に公正で、バランスのとれた世界金融システムの確立を主張している。ロ中関係の発展は両国の戦略的協力を拡大し、両国人民の幸せな生活を保障し、世界の平和とバランスを維持することにプラスとなる」と語りました。（翻訳：玉華　チェック：安藤）