アメリカのオバマ大統領は4日、エジプトのカイロ大学で講演を行い、「アメリカと全世界のイスラム教徒の『新たな始まり』を模索する」と述べました。この講演は、関係各方面から積極的な評価を得ています。
国連のパン・ギムン事務総長は4日声明を発表し、「オバマ大統領のカイロでの講演は、アメリカとイスラム世界の関係に新たな1ページを開き、中東地域の和平プロセスおよび一連の中東問題の解決に積極的な影響をもたらすことを期待する」と述べました。
パレスチナ自治政府は4日、オバマ大統領のカイロでの講演を積極的に評価し、「講演は大きな励みとなり、中東地域の公正な平和の構築への重要な一歩だ」としています。パレスチナ政府の報道官は、「イスラエルはオバマ大統領の提案を慎重に検討し、現在の対立状態ではなく、和平の道を選ぶべきだ」と指摘しました。
イスラエル政府は4日声明を発表し、「イスラエル政府はオバマ大統領の講演が、アラブ諸国とイスラエルの和解プロセスの新たな時代を切り開くことを期待する。イスラエルは、和平の確約を守り、自身の利益、とくに国家安全を保障すると同時に、和平の範囲を拡大していく」と表明しました。(翻訳:洋 チェック:安藤)
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