228人を乗せたパリ行きのエールフランスのエアバスA330型旅客機は1日、大西洋海域の上空で消息を絶ちました。エールフランスの最高経営責任者は、「旅客機が消息を絶つ前、複数の技術的な障害が起きた。これは墜落を招く本当の原因だと思う」との考えを示しました。
フランスのマスコミによりますと、旅客機が観測ライダーのスクリーンから消える前に、技術的な障害に関するメッセージを10数本送信したとのことです。これらの情報から、旅客機の電力供給システムなどを含む操縦システムに故障が起きたと判定できます。
これに先立って、エールフランスは、旅客機が飛行中に落雷に遭遇したため墜落した可能性が高いと指摘しました。フランスの航空研究機関も、民間航空の統計データを分析した結果、民間航空機が落雷に遭遇する確率は飛行時間1000時間に1回であると説明しています。しかし、フランスの一部の専門家と飛行士は、「飛行機は落雷による被害を防ぐための設計となっているので、落雷に遭遇しても飛行には障害がない。落雷で墜落事故を起こすことはありえない」と指摘しています。
エールフランスが発表した情報によると、パリ行きのこの旅客機は、リオ・デ・ジャネイロを離陸してから4時間後、ブラジル沖上空で観測ライダーのスクリーンから消えたとのことです。(翻訳:KH)
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