CRI・中国国際放送局の報道によりますと、乗員と乗客228人を乗せたエールフランスの定期便が1日、ブラジル海域の上空で消息を絶ち、乗客と乗員の生存の可能性は極めて低いということです。
エールフランスによりますと、機内には乗員12人と乗客216人がいて、ほとんどはブラジル人で、そのほかにフランス人が61人、中国人が9人がいます。
エールフランスのフランソワ・スポークスマンは「旅客機は消息が絶える前に、雷撃を受けた可能性が高い」と述べました。またフランス航空部門の高官は、「旅客機が無事だという可能性がほとんどない」と表明しました。
フランスのサルコジ大統領はこの日午後、パリのドゴール空港へ赴いた際「旅客機が行方不明になることはフランスの航空史上にもっとも重大な災難だ。乗客生存の希望はほとんどない」と述べました。サルコジ大統領はまた、これら乗客の親族と面会し、「フランス政府はすでに、スペインやブラジルの協力の下で、事故地点に船舶と飛行機を派遣した。また、行方不明となった地点を確定にするため、アメリカに衛星技術による支援を求めた」と述べました。
フランス大統領府はコミュニケを発表し、「サルコジ大統領はこの日、この事件についてブラジルのルラ大統領と電話会談を行った」としています。
なお、ブラジル軍事当局は捜索のため飛行機を出動させましたが、これまでいかなる手がかりもないということです。
さらに、欧州委員会のバローゾ委員長はこの日の夜、サルコジ大統領とルラ大統領に電報を送り、旅客機が行方不明になったことに同情と慰問の意を表しました。(翻訳:トウエンカ)
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