G8主要国司法・内相会議は30日、ローマで宣言を発表して閉幕しました。会議に参加した司法・内相は、「人権を尊重し、国際的なテロや組織犯罪、不法移民などを効果的に取り締まることで合意しました。

　宣言では、「麻薬や人身売買、兵器の不法取引、マネー・ロンダリングなどの国際的な組織犯罪は、安全や経済安定を脅かすものだ。断固として取り締まらなければならない。犯罪グループの金融資産やその他の重要な資産を没収することは組織犯罪を取り締まる有効な方法だ」としています。

　国連の報告によりますと、現在の世界経済の後退は、犯罪グループが麻薬や兵器の密輸を通じて不法に獲得した資金で合法的なビジネスに投資することにチャンスを提供しているということです。（翻訳：玉華　チェック：吉田）