G8の議長国であるイタリアのフラッティーニ外相は30日、ローマで「現在、失業率と労働力市場に関する予測は憂慮すべきものとなっている。そのために、先進国と発展途上国は協調と迅速な行動をとることで、社会の安定を図ることが非常に重要だ」と表明しました。

　これは、フラッティーニ外相がG8の労働社会政策閣僚級会議で述べたものです。その際、フラッティーニ外相は「世界の金融危機を前に、社会の各層の問題を解決することが求められている。生産システムのニーズを満たす方法を見出し、失業者を援助しなければならない。特に、経済成長に関わる重要な生産部門に関心を寄せるべきだ。また、合理的な刺激策に関与し、さらに市場の効率と透明度をさらに高める必要がある。貸付の面では、適切に規範化した上で、全面的な開放を実施する。特に中小企業の利益に配慮する必要がある」と述べました。