ローマで開かれているG8・主要8ヶ国エネルギー相会合は24日、「世界経済が快復すれば、石油価格が再び上昇するだろう」とみています。
G8 の輪番議長国を務めるイタリアの財務省は、「国際金融市場の不確定要素の増加と石油への需要減少から、各国は新エネルギーと関連の新技術への投資を先送りしたり、取り消したりしている。しかし、いったん金融危機が終われば、石油不足問題が再び浮上し、価格も上昇するにちがいない」との考え方を示しました。
これに対して、IEA・国際エネルギー機関の田中伸男(たなか のぶお)事務局長も「もし石油価格が上昇すれば、また供給不足問題にさらされる」と述べました。
会議に出席したイタリアのスカヨーラ経済開発相は、「世界経済の成長と投資を確保するため、石油価格の公平と安定を保たなければならない」と指摘しました。(朱丹陽)
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