イギリス下院のマイケル・マーティン議長は19日、6月21日に辞任すると発表しました。これはイギリス議会史上およそ300年余りぶりの議長の辞任となります。

　マーティン議長はこの日、下院でこの決定を発表しました。同時に、マーティン議長は6月21日に自身の議員の身分も放棄します。一方、下院は6月22日に新しい議長を選出するということです。

　これまでの1年間、マーティン議長は議員の声を無視し、議員の経費請求を公開せず、1週間前にメディアによって虚偽の経費請求があったことを暴露された後も、その情報リーク元ばかり取りざたしたため、民衆や議員たちからの不満を招いていました。その後、23人の議員が18日連名で、マーティン議長への不信任案を提出したということです。（翻訳：玉華　チェック：安藤）