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イギリス警察、反テロの最高責任者が情報漏れで辞職

2009-04-10 16:14:49     cri    

 イギリス警察当局の反テロ担当の最高責任者、大ロンドン警察庁のボブ・クイック警視総監補は9日、情報漏れの責任を取って辞職しました。情報漏れによって、警察当局は計画を繰り上げて、特別行動を行い、12人のテロリストの容疑者を逮捕しました。

 イギリスのメディアの報道によりますと、8日午前、大ロンド警察庁のボブ・クイック警視総監補がいつものように首相官邸の定例会議に参加しましたが、「機密」のマークが付いた書類を開いたまま、手に持って下車した時、現場にいた記者に写真を撮られました。この写真には、文字がはっきり写っています。イギリスの秘密情報機関が書いたこの書類には、警察当局がまもなく展開する反テロ活動の詳しい内容、担当する高級警察官の名前とテロリストが海外で活動を行う場所などの情報が含まれていました。

 このため、イギリスの警察当局は、緊急措置を講じました。8日午後、マンチェスター、ランカシャーなど10の町を対象に、電撃活動を展開し、12人の男性容疑者を逮捕しました。関係者によりますと、この活動は9日の夜に予定されていました。

 ボブ・クイック警視総監補は8日夜、「自分の過ちで今回の反テロ活動の安全性を脅かし、関係者の命が危なくなる」と認め、辞表を提出しました。ジョンソンロンドン市長は「クイック氏が自分のキャリアの中ですばらしい仕事振りを見せてくれた。今回の情報漏れミスは非常に不幸な事件である」と述べました。(翻訳:KH)

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