キューバのロドリゲス外相は11日、ブリュッセルで、「キューバはEU・欧州連合と関係の正常化を実現したい。しかし、EUがキューバの人権問題を強調しすぎることは、関係正常化の障害になるだろう」と述べました。
ロドリゲス外相はEUとキューバの閣僚級会議の終了後、記者に対して、「EUはキューバのいわゆる『政治犯』問題に非常に関心を持っている。しかし、事実上、キューバには『政治犯はいない』、拘留中の全ての犯人はいずれも司法手続きを経て拘留された者だ」と述べました。
EUの議長国であるチェコのコフート外相は会議後、「EUとキューバは気候変動や国連の改革などの問題で意見が近い。しかし、人権問題で食い違いがある」と語りました。
EUの開発・人道援助担当のミッシェル委員は、EUとキューバが対話を強化するよう呼びかけた上で、「双方は協力と対話を回復した。一方、アメリカのオバマ政権の対キューバ政策も積極的なシグナルを出している。これらはいずれも、EUとキューバの対話の強化に自信を持たせた」と述べました。(翻訳:玉華 チェック:大澤)
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