国連とWHO・世界保健機関などの国際機構は4日、A型(H1N1)インフルエンザの感染拡大を予防するため、効果的な措置を取るよう国際社会に呼びかけました。
国連のパン・ギムン事務総長は4日、A型インフルエンザについて話し合う国連の特別会議で、「このインフルエンザの感染拡大を予防するため、多国間が協力して強力な措置を取るべきである。また、これは全世界の公共衛生の安全を確保する唯一のルートである」と述べました。
また、WHOのマーガレット・チャン事務局長は、世界金融危機の影響の下で、経済と社会の分野で不利な影響となるような措置を取らないよう呼びかけました。
このほか、世界保健機関の衛生環境問題担当の福田敬二事務次長補は4日、ジュネーブで行われた記者会見で、中国などの国が隔離措置を講じたことについてメキシコ記者の質問に答えた際、「医学的隔離は感染拡大防止にとって必要な手段である。今、A型インフルエンザの警戒レベルをフェーズ5に維持している」と語りました。
なお、北京時間の5日12時現在、WHOの発表では全世界の21の国と地区でA型インフルエンザに感染した人が1085人で、そのうち死亡した人は26人だということです。
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