中国本土の海峡両岸関係協会の陳雲林会長と、台湾の海峡交流基金会の江丙坤取締役は26日、江蘇省の省都・南京で「海峡両岸の共同犯罪取締りと司法協力」、「海峡両岸金融協力協定」と「海峡両岸航空輸送の補充協定」に調印しました。
そのうち、犯罪取締り協定は、今後の犯罪取り締まりの共同実施と司法協力の具体的な内容、関係者の派遣方式と手続きの流れを明らかにしたほか、双方の警察と司法機関の情報交換体制を確立しました。
金融協力協定は、中国本土と台湾の金融機構の監督管理部門がお互いに相手の銀行、証券、先物と保険業界を監督、管理する部門を設立し、その査察方法を明確にする監督管理協力制度を定めています。また、双方の金融機構が相手の域内で事業を展開することを認め、その認証制度の実施について近いうちに相談することを明らかにしています。
航空輸送については、中国本土と台湾を往復する定期便の新規開通で一致しました。これによって、これから中国本土と台湾を往復する航路が2本増え、チャーター便と定期便が合わせて周に270便に達します。ハルビン、済南、合肥、南昌など6ヶ所の空港が、台湾行きの航空便が飛びます。
また、中国本土の資本の台湾投資について、双方は、優位性を活かしながら、互恵共栄を実現していきます。
今年下半期には、台湾で四回目の指導者会談が予定され、漁業協力、農産物の検疫手続きの簡略化、企業の認証規格の統一と二重課税の防止などについて話し合います。(翻訳:KH)
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