中国の胡錦涛国家主席は20日北京で、中国を公式訪問中のフィンランドのヴァンハネン首相と会談しました。

　胡錦涛国家主席は、「新しい世紀に入り、指導者の相互訪問により、両国の政治関係はより成熟してきた。経済貿易の協力は実務的かつ多角的に展開され、各分野における協力で著しい成果を達成している。双方は重要な国際と地域問題で、交流と協調を行っている」と述べ、フィンランドが長期にわたって1つの中国の政策を堅持しており、中国とヨーロッパとの関係の発展を積極的に促していることに対し、賞賛の意を表しました。

　胡錦涛国家主席はさらに、「中国はフィランドと共に、相互尊重、平等互恵、共同発展という原則を踏まえて、両国のハイレベルな交流を保ち、政治的な交流と協議を強め、各分野における実務的な協力を深めていきたい」と語りました。

　また、フィンランド首相は、「フィランドは、中国が国連で果たしている重要な役割、および世界金融危機での対策で行った努力を高く賞賛する。また中国が北欧諸国の国際的な業務への参与を支持することに感謝の意を表す。フィンランドは来年の両国国交樹立60周年をきっかけに、中国との交流を全面的に強化し、両国の友好協力関係のレベルを引き上げていきたい」と表明しました。

　（翻訳：洋　チェック：安藤）