中国の胡錦涛国家主席は20日北京で、中国を公式訪問中のアルバニアのべリシャ首相と会談しました。

　胡錦涛国家主席は席上、「今年、中国とアルバニアは国交を樹立して60年となる。この60年で、国際情勢と両国の国内情勢が大きく変わったにも関わらず、双方の伝統的な友情は変わっていない。中国はアルバニアと共に、平和共存の5つの原則に基づいて、国交樹立60周年をきっかけに、友情を深め、双方の友好交流と実務的な協力を推し進め、両国の21世紀の友好協力関係に新たな活力を注ぎたい」と述べました。

　双方の協力について、胡錦涛国家主席は、「中国は、双方が両国の経済貿易合同委員会の役割を生かし、協力の新たな分野、方式とルートを見出すよう希望する。中国は、中国企業がアルバニアへ進出することを奨励すると同時に、アルバニアの企業が前向きな姿勢で中国市場を切り開くことを歓迎する」と表明しました。

　また、べリシャ首相は、「アルバニアは中国との関係を非常に重視しており、中国人民との伝統的な友情を大切にしている。中国側の援助に感謝している」と述べ、アルバニアは1つの中国の政策を断固として堅持すると再び強調しました。

　（翻訳：洋　チェック：安藤）