韓国を訪問中の中国共産党中央政治局の李長春常務委員が7日、ソウルで韓国の4大経済団体の代表と会談しました。その後、「強い自信を持ち手を取り合い、経済再生をともに迎えよう」と題する演説を行いました。
会場には、韓国の経済関係者およそ200人が集まりました。李長春委員は冒頭、韓国と国交を結んで17年の間の関係発展を高く評価しました。また、金融危機への対応について、中国の対策と立場を表わした上で、「先ごろロンドンで開催された主要20カ国・地域(G20)金融サミットで、積極的かつ実務的な成果が上げられた。胡錦涛国家主席はその席上で、マクロ調整の強化や国際金融機関の改革、金融に対する監督管理の強化などについて話し合い、サミットの成功に重要な役割を果たした」と述べました。
そして、中国と韓国の貿易の推進について「互恵協力を深め、貿易の安定を確保すること。政策面の協調を強化し、金融面での協力を推進すること。新たな考え方と手法で、相互に投資を拡大すること。多国間協力を強化し、国際貿易の環境を改善すること」と4つの提案を出しました。
李長春委員は最後に、「中韓の友好関係にとって基礎となるのが民間交流であり、青少年が交流の未来を担っている」と強調し、政府や党、立法機関の交流とともに、青少年交流の推進に期待を示しました。(鵬・安藤)
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