韓国を訪問中の中国共産党政治局の李長春常務委員は7日午前、キム・ヒョンオ国会議長や、ハンナラ党のパク・ヒテ代表、民主党のチョンセギュン代表とそれぞれ会談しました。

　キム・ヒョンオ国会議長と会談した際、李長春委員長は「中国は韓国の議会との友好交流関係を強く重視している。さらに交流と協力を強化して、両国関係、経済や社会の各事業のさらなる発展を推進していきたい」と述べました。

　キム・ヒョンオ国会議長は、地域の平和と繁栄を維持するために中国が果たした特別な貢献を高く評価し「中国は、金融危機の対応で重要な役割を果たしている。議会の交流を通じて、両国の戦略的協力パートナーシップを深めていきたい」と語りました。

　パク・ヒテ代表とチョンセギュン代表と会談した際、李長春常務委員は両党が「一つの中国」の原則を堅持することを評価し、政党間の交流が両国関係の重要な構成部分であると強調した上で、両国の政党間の交流について3つの提案をしました。まずは、ハイレベル交流の正常化を実現すること。次は、青年政治家交流を推進すること。第三は、交流の形を多様化して、党の間の交流を絶えず新しいステップに引き上げていくことです。

　また、朝鮮半島の情勢について、李長春常務委員は「朝鮮半島の安定を維持し、半島の非核化を堅持し、引き続き6カ国協議を推進していくことは関係各国の共同利益に符合している」と強調しました。（Katsu/吉田）